ステラミニトマトについて
ステラミニトマトとは
固定種であるステラミニトマトは、ミニトマトの中でも珍しい品種です。
ステラミニトマトは、まだ殆どのミニトマトがF1種 ( 雑種1代目の交配種 )であった時代に、固定種化することに成功したとても貴重なトマトなのです。
ステラミニトマトの貴重性
お聴き馴染みのある方も多いかもしれませんが、
ミニトマトに限らず、お野菜には
・ 固定種 ( 単一種 )
・ F1種 ( 雑種1代目の交配種 )
があります。
固定種 ( 単一種 ) は、育てた実から採った種を播くと、親と同じ性質のお野菜が育ちます。
種本来の遺伝子が安定しているので、育てる気候風土によって「味」も変化し、その「 土地のお野菜 」と成ります。
F1種 ( 雑種1代目の交配種 )は、種を採って播いたとしても、親と同じ性質には育ち難いです。
これは、交配種の1代目で雑種強勢として成功したものは、2代目以降にその優位性を失う、という 「 メンデルの法則 」 に当てはまります。
昨今では、品種改良を重ねたものは F1種 ( 雑種1代目の交配種 ) であることが多く、例により、ミニトマトもF1種 ( 雑種1代目の交配種 ) の方が多い植物です。
しかし、品種改良を重ねたF1種 ( 雑種1代目の交配種 ) でも、
親と同じ性質を持つように更に改良を続けていき、遺伝子を安定させたものは、「 固定種 ( 単一種 ) 」として認められます。
これは、とても稀なことであり、ステラミニトマトがとても貴重なフルーツトマトであるという由縁です。
ステラミニトマトの5つの特徴
・ 1玉15gほどで、真ん丸な形と丁度良いサイズをしています。
・ 表面は真っ赤に色づき、お弁当やサラダの彩りにもぴったりです。
・ 果肉が厚く旨みも濃いので小ぶりでも食べ応えがあります。
・ 糖度が8度以上と高く、やや酸味もあるので後引くおいしさです。※1
・ 熟しても裂果が少ないので、樹上完熟させて収穫することができます。※2
※1 育て方によっては、さらに糖度を上げて10度以上にすることも可能です。
※1 こうなるとお野菜というよりは、やはりフルーツと言った方がしっくりきます。
※2 固定種なので、収穫した実から種を採って保存しておけば、
※1 翌年には、また種から育てることも可能ですので自家採種もOKです。